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皮革について

先日、ブログにてお伝えしたように皮革や革製品の制作や道具に関して
イタリア語を加えて書いていこうと思います。

まずは皮革の種類と特徴についてです。

皮と革の違いは動物から剥いだ状態のものを 「皮(原皮)」で
腐敗しないように鞣したものが「革」です。
この皮から革へ鞣す工場を鞣し工場=タンナーといいます。

イタリア語では皮はGrezzo(グレッゾ)、
一般的に柔らかい革をPelle(ペッレ)で固めのものをCuoio(クオイオ)と呼んでいます。
タンナーはConceria(コンチェリア)と言います。

鞣し方には大きく分けて3つあります。

-タンニン鞣し「Concia al vegetale」(コンチャ アル ヴェジターレ)
木の皮や果実などから抽出したタンニン(渋)によって鞣す方法で
切り口は茶褐色で堅牢で可塑性・吸水性に優れています。
よく経年変化により「ツヤがでる・飴色になる」というのは
タンニン鞣しのものです。

-クロム鞣し「Concia al cromo」(コンチャ アル クロモ)
塩基性硫酸クロムという化学物によって鞣したもので
切り口は青白い色で柔軟性、弾力性や耐熱性やに優れています。

-コンビ鞣し
これはタンニン鞣しとクロム鞣しを組み合わせたものです。

主な仕上げ方法です。

-染料(アニリン)仕上げ「Anilina」(アニリーナ)
染料で仕上げた透明性の高い仕上げです。

-顔料仕上げ「Pigmento」(ピグメント)
顔料で仕上げた透明性の低い仕上げです。

-セミアニリン
染料と顔料の組み合わせたものです。

染料と顔料の違いは粒子の大きさで
染料は染み込むの対して、顔料は表面に付着します。
簡単に言えば水彩画と油絵みたいなものとイメージしてもらえれば
分かりやすいでしょうか。

上記以外にも様々な種類の鞣しと仕上げ方法があり、
一概にどれがいいとは言えません。
何を作るのか、それは制作に適しているかで判断して
最終的には人それぞれの好みだと思います。

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