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使用している皮革について 6

ONE OVER ONE 1/1で使っているエトルスコという革です。

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ワルピエ社というタンナー(Conceria)のもので
成牛のショルダー(Spalla)を植物タンニン鞣しで仕上げた革です。

このエトルスコと先日、ブログにて紹介したブッテーロ・マレンマとの違いは
ドラムで回すこと(Volanatura)によって、繊維がほぐれシボ(Grana)がある点です。
よって、厚みと柔軟さを持ち合わせている革です。

厚み、柔軟さがあり、また裏面も綺麗に処理されているので
一枚ベルトやバッグの持ち手等に一般的に使われています。
ONE OVER ONE 1/1ではベルト、バッグの持ち手などに使用しています。
()内はイタリア語です。

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Mostra Internazionale dell' Artigianato

昨日、Fortezza da Basso(バッソ要塞)で開催されている
"Mostra Internazionale dell' Artigianato" を見に行ってきました。

世界各国の職人さんの実演や手作り工芸品を展示販売してます。

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職人さん達の実演。

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会場内の様子と様々な手作り作品。

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中庭には古い車・バイク、アート作品も並んでました。

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フードコートもあります。
昼ごはんはここでビックなサンドイッチ・ポテトフライとビールを頂きました。

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5/3まで開催されてます。
興味のある方は是非、行ってみて下さい。
お勧めのイベントです。

サイン

  • Day:2015.04.22 18:18
  • Cat:雑談
昨日、アメリカ人親子のお客様が購入して下さった時に
ONE OVER ONE1/1のショップカードに私のサインを書いて欲しいとのことだったので
恥ずかしながらも書きました。
しかもそれぞれ1枚づつ欲しいとのことだったので計2枚です。

おそらく仕事の書類以外で頼まれたのは初めてだったと思います。

もともと字が汚いのでサインも酷いものです。
たまに自分で読めない時があるくらいなので・・・。

ローマ字でサインを書いて、これでいいのかと尋ねるとThank you so machとの返答。

自宅に帰り、妻に話したところ漢字で書いて欲しかったんじゃないと言われました。
確かにやり取りの中で一時期日本に住んだことがあって、
日本が大好きだと言っていたのでそうかもしれません。
ただ、今となっては謎です。

その後にサインをネットで調べてみると
署名などのサインはSignatureで有名人などのサインはAutograph。
有名人じゃないけど、こういうサインはAutographなのかなと
くだらないことを考えて仕事をした午後でした。

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使用している皮革について 5

ONE OVER ONE 1/1で使っているマレンマという革です。

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ワルピエ社というタンナー(Conceria)のもので
成牛のショルダー(Spalla)を植物タンニン鞣しで仕上げた、厚みとハリのある革です。

カルロ・バダラッシ社のバケッタ製法の革に比べると発色が鮮やかで透明感があります。
トラと呼ばれる首のシワが目立ちやすい革ではありますが、またそこがこの革の魅力でもあります。

ワルピエと言えば、ブッテーロが有名ですが
このマレンマはブッテーロより、さらに油分が加えられています。
若干、しっとりしたブッテーロという感じで
油分が多い分、同色でも色が濃く出ます。

厚み、ハリがあるのでベルトや外縫いのカバンなどに適している革です。
ONE OVER ONE 1/1ではベルトに使用しています。
()内はイタリア語です。

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蝋引き糸の購入とイタリアの接客

  • Day:2015.04.17 18:57
  • Cat:雑談
昨日の蝋引き糸を購入した時のエピソード。
ファスナーと糸を主に扱っている材料屋さんです。

私「蝋引き糸の青と緑をお願いします」

店員「カラー番号は?」

私「カラー番号は分からないのでカタログを見せて下さい」

店員「カタログはないよ」

私「じゃあ、どうすればカラー番号わかるんですか」

店員が引き出しからカタログを出してきたので、何だあるじゃないかと思っていたら

店員「違う糸のカタログだけど、同じメーカーで番号がだいたい一緒だから、それ見て指定して」

カタログは同じ青だけでもグラデーションで並んでいて、おそらく数十色はある感じ。
ただ、指定しないことにはどうにも進まなそうなので

私「・・・番」

店員がパソコンでチェックして

「それはない、次の候補は?」

私「・・・番」

店員「それも在庫ないわ」

私「じゃあ、パソコンで調べて在庫のある青の番号を教えて」

店員「カラー番号を入力しないと在庫があるか、ないかは調べられない」

こんなやり取りを延々と続けている時に私の携帯が鳴ったので
ちょっとレジから離れて電話していると
店員が倉庫に向かっていくのが見え、何やらゴソゴソと棚から出しているのが見えました。
私が電話が終わってレジに戻ると

店員「この青と緑がいまある在庫かな」

なんだよ、最初から出してくれよと若干、イラッとはしましたが

私「Grazie!! ありがとう」と言って購入して帰ってきました。

ちなみにこの材料屋さん、適当なところはありますが
イタリアの中ではかなりまともで対応もいい方です。

こちらではレシートの発行を拒まれたり、
酷いところだとお釣りがないから売れないとか
逆にお釣りをまけてくれと言われる場合もあります。
恐るべしイタリアの接客です。

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店を見守っているピノキオ君です。

蝋引き糸(Il filo cerato)

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これはイタリアでは" Il filo cerato "という蝋引き糸で
主に手縫い(Cucito a mano)で使用します。

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この糸の特徴はポリエステル100パーセントで編まれて作られているので強度が非常に高いです。
また、断面が丸ではなく平らになってます。

革の手縫いというと2本の針を使って縫うのが一般的ですが、
イタリアでは一本針で並縫いするところが多いかなと思います。

有名なブランドで名を挙げると2本針の手縫いはエルメス、1本針はフェンディあたりでしょうか。
ちなみにエルメスはフランス、フェンディはイタリアなので
繊細な2本針とざっくりとした1本針、ここでもお国柄が出ているのかもしれません。

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ONE OVER ONE1/1の商品でも1本針のものは展開してます。
写真を見てもらえればわかると思いますが、穴を開けた後に職人さんが一針づつ縫ってます。
とても時間の掛かる作業ですが、
ミシンで縫ったものとはまた違うラフな雰囲気です。

先日、この蝋引き糸(Il filo cerato)を買いに行った時のやり取りが
イタリアっぽさ全開だったので明日にでも紹介します。
()内はイタリア語です。

ピストイアの蚤の市

週末、初めてピストイアの蚤の市に行ってきました。
ここはフィレンツェから電車で約30分のところにある小さな街です。

この蚤の市の面白いところが昔、電車の修理工場の跡地を改築して使っているところです。

建物の外観と内部。

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家具から自転車、様々な雑貨が並んでいます。

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ちょっとゆるかわなイエス・キリストの絵。
もしかしたら、有名なものなのかもしれません。

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昔の面影も残ってます。

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トイレも電車の形。

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会場外にはお勤めを終えたと思われる古い電車が置いてあります。
電車が好きな方にはお勧めの蚤の市です。

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第2の土日に開催されるピストイアの蚤の市
日曜は市内中心のお店がほとんど閉まっているので
街の観光もしたい方は土曜がいいかと思います。

お国柄と好み、そしてルイ・ヴィトン

  • Day:2015.04.11 00:08
  • Cat:雑談
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昨日、フィレンツェでジュエリー制作をしているフランス人の方が
写真左の財布を購入して下さいました。
また、今日も店の近くを通ったからと顔を出してくれました。

彼は右の小銭入れ(ミニ財布)も気になっていて、
どうやら、ONE OVER ONE 1/1の中ではキレイめなデザインが好みのようでした。
フランスで販売したら、売れそうだとの言葉をいただきました。
確かにこのあたりのものはフランス・ベルギーのフランス語圏の方に
何度か購入していただいた記憶があるので、そういった傾向があるのかもしれません。

建築や家具、車など様々なデザインを見てもお国柄は出るので
やはり好みも生まれた国・場所、育った環境に大きく影響を受けるのだと思います。
皮革に限って見ても、この鞣し方はイタリアっぽい、この色使いはドイツっぽいとかあります。

ところで彼曰く、
すごく気に入ったので、昨晩、奥様に自慢気に見せたところ、
奥様「いいな〜素敵」
旦那様「じゃあ、お前の分も買ってやろうか?」
奥様「素敵だけど、買ってくれるならルイ・ヴィトンがいい」
旦那様「・・・。」
とのことでした。

ONE OVER ONE 1/1がいいって言ってもられるよう頑張ります。

使用している皮革について 4

ONE OVER ONE 1/1で使っている革の中でもひときわ個性の強い革ハバナ(Habana)。

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バダラッシ・カルロ社というタンナー(Conceria)のもので
イタリアの伝統的な鞣し方法であるバケッタ製法を蘇らせて作られています。
バケッタ製法とは植物性タンニンで鞣したものに牛の油(Sego)を加えて鞣す方法です。

非常に時間の要する製法ですが
その分、革らしい革で油分が多くしっとりとした温かみのある革です。

このハバナという革は中世のバケッタ製法の革をイメージして作られたもので
黒のむら染めによって仕上げてあり、かなり荒々しい雰囲気を醸し出しています。
しかも写真内の左右は同じ革の同じ色、黒の入り具合によってまるで別色です。

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ここまで個体差のあるものは私が知ってる中でも一番かと思います。
量産などで使用するには色ブレが生じるので取り扱いが難しい革ですが、非常に魅力的な革です。
ONE OVER ONE 1/1ではバッグ・小物等に使用しています。
()内はイタリア語です。

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OLFAのカッター

前回、イタリアの皮革用カッターについて書きましたが、
日本のものでは革包丁以外にもOLFAのカッターをよく使っています。

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ちなみに「折る刃」から「OLFA」(オルファ)というブランド名になったようで、
黄色を主体にした製品が多いのは、怪我防止のため目立つようにしたそうです。

普段、革の裁断には革包丁を使いますが、
糊ずけ前の革を荒らす作業や直線の裁断や型紙などにはカッターをよく使います。
切れなくなったら、刃を折るだけでいいので便利です。
職人さんの中には包丁はほとんど使わずにカッターメインで製作される方もいます。

普通のカッターは黒刃を付けて使っています。
白刃に比べると切れ味重視の刃だそうです。

そして、柔らかい生地にはピザ切りナイフみたいな、このロータリーカッターが大活躍します。

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黒いレバーを下げると刃が出てきます。

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押して切ります。
生地が重なっていてもサクサク切れるので使い始めは切るのが楽しいと思います。
人それぞれ使いやすい道具があると思うので、色々と試してみて使い分けるのがお勧めです。

トリンチェット(Trincetto)

イタリアの皮革用カッターをトリンチェット(Trincetto)と言います。
日本の革包丁とは異なり、どちらかというとカッターに近い形状です。

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これはネジで刃の出し入れを調整できるタイプですが、
柄のない刃だけのものもあります。

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ガイド付きのトリンチェット。
革の端から、5mmなど幅を決めて切ることができるものです。

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一般的にこの写真のようにヘリ巻き(革の端をテープで巻いて仕上げること)の
余分なところをカットするのに使います。
*この写真では財布は出来上がってますが、実際はパーツの段階で切ります。

これはなかなか難しく、下手をすると下の革まで切ってしまうので注意が必要です。

イタリアの職人さんにコツを聞くと、
「俺はこの道数十年、どれだけ作ってきたと思ってるんだ、感覚で分かる」
「何事も経験だ」と最もな返答がだいたい返ってきますが
ちらっと確認すると下まで切れてることが多々あります(笑)。
もちろん上手い職人さんはいますが、
イタリア人は自己評価がかなり高いので・・・。

どちらも真鍮の柄が付いていて、道具としての見た目はかっこいいですが、
やはり切れ味は日本の革包丁に軍配が上がるかなと思います。

蹄鉄(Ferro di cavallo)

  • Day:2015.04.01 19:57
  • Cat:雑談
ヨーロッパでは蹄鉄(Ferro di cavallo)は魔除けとされたり、
幸運をもたらすと言われています。

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-家や店の入り口・ドアに飾ると魔女が通れないから、幸運が訪れる
-馬は人を踏まないから交通安全
-昔、蹄鉄に金・銀が使われていたことがあり、落ちた蹄鉄を拾った人が金持ちになる

その他、Uの字で飾ると幸せが入ってくるとか、逆だと幸せが出て行かないとか
様々な言い伝えがあります。

今日から入学・入社と新たなスタートを切られた方も多いのではないでしょうか。
蹄鉄とは全く関係ありませんが、
最高のスタートダッシュを切れますように、また幸運が訪れますように、Buona fortuna!!

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