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noma

  • Day:2016.06.21 15:33
  • Cat:雑談
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週末、久しぶりに映画を見てきました。

ノーマ、世界を、変える料理」です。

「noma」は「世界ベストレストラン50」で4度にわたり、
第1位を獲得したデンマークのコペンハーゲンにある有名なレストランで
そこのシェフであるレネ・レゼピを追ったドキュメンタリー映画です。

働いている従業員は世界中から集まり、テーブルクロスや銀食器はなく
タトゥーだらけ、ピーピーなりそうなスラングだらけのやり取りで
アーティスティックな料理が次々と作られていきます。
一般的な高級レストランとは全く別物だと思います。
一般的なところも行かないので詳しくは分かりませんが・・・。

また、彼が移民として差別を受けたバックグラウンドやレストランの立ち上げ当初の苦労。
ノロウイルスによる食中毒事件があり、3年連続1位から転落。
そこから、再び1位への返り咲くまでの波乱万丈な4年間のストーリーが語られます。

北欧料理という独自のジャンルを作り上げ、
知人にデンマーク人よりデンマーク人らしいと言われ、
3ツ星が欲しいかとの質問に私にとっては3人の子供が3ツ星だと話していたのが印象的でした。

現在、ノーマは閉店中で2017年に都市農園として再オープンするようです。
機会があれば食べてみたいけど、生きた蟻んこだけは遠慮したいかなと思いました。

ジャンルは違えど、
彼らのつくりだす料理には情熱やクリエイティビティが感じられ非常に興味深い映画でした。
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価格設定

  • Day:2016.04.01 14:01
  • Cat:雑談
価格設定について。

これは企業にしろ、個人の方にしろ、各々設定方法や率があると思います。
また、実店舗なのかネットなのかによっても変わってくると思いますが
一般的にはどのように決めるのか見ていきたいと思います。

まず、価格の決め方には2通りあって、1つ目は原価積み上げ方式。
原価(材料費+加工賃)があって、それをベースに販売価格を決めていく方法です。
利益が出ない設定だと営業活動を維持していく上で困りますので、
ある程度は原価を意識して価格を設定することは必要です。
ただし、この考え方が強くなりすぎると販売価格が高くなり過ぎて
お客様離れの原因になることもあります。

もう一つは販売価格ありきで、そこから逆算していく方式です。
これは市場で売れているプライスゾーンを意識し、
そこから原価はいくらまでにするかを設定していく方法です。
市場での価格競争力を強めるには考えなければならないポイントであり、
費用の配分をどうするかに重点が置かれます。
ただ、これも行き過ぎると品質が下がってしまったり、
工場、またそこで働いている方の生活水準の低下に繋がってしまう場合があります。
更に酷くなると使用素材や生産国を偽り、
販売価格は維持しつつ原価は下げるという詐欺まがいのことが横行してしまうことがあるそうです。

このように販売価格を決めるのは容易なことではありません。
しかし、どこかに1ヶ所に利益が偏るのではなく、
メーカーや問屋、販売店など関わっている各社が企業活動を継続していける価格を設定して、
その上でお客様が納得して商品を購入するという流れが理想なのは間違いありません。

昨今、企業が利益を上げる一方で
それを作る労働者が置かれる状況が改善してないという実態が明るみに出て、
ファッション産業の闇と言われ、多くのファストファッション等が叩かれているのを耳にしたりしますが
実は中高価格のブランドも同様に工賃を叩いて原価を下げているケースもあるようで
販売価格が違うだけで原価は一緒だったりすることがあるそうです。
しかも、ファストファッションの方が発注数が大きいのでメーカー側からしたら
中高価格のブランドよりありがたい場合も・・・。

こういった事例を聞くと一概にファストファッションだけが悪いとも言えない気がします。
どの業界でもそうですが、表層的な面だけでは分からないことが多いです。
何事も様々なところから情報を取り入れ、掘り下げて考えることが重要ですね。

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納期

  • Day:2016.03.17 10:01
  • Cat:雑談
「納期」、イタリア語では ”il termine di consegna“
仕事をする上では厳守しなければならない基本的なことです。

もの作りの仕事で簡単に言えば、この3つの納期になるかと思います。
「材料の手配」→「生産」→「お客様への引き渡し」

なので、商品引き渡しまでの納期をすべて足した上で
お客様への引き渡し時期をお知らせするか
もしくは引き渡し日から逆算して進めていくかのどちらかだと思います。
いずれにせよ、多少のゆとりは取っておかないと大変なことになり、
納期を守らないとキャンセルや値引き、最悪な場合は罰金などが発生することのもあるそうです。

ラテンの国、イタリアで納期を守るのは困難です、というかほぼ不可能です。
もし、ビジネスを始めようかと思っている方は特に納期は注意が必要です。

こちらから「できますか?」と尋ねれば、
とりあえず、イタリア人はできると言います。

Si, ce la faccio!!(私はできる)
Si, ce la facciamo!!(私たちはできる)

上記の言葉を信じてしまうと大変です(笑)。

そのできると言っている期間の倍は見ておいた方が賢明です。
もしくはこれも逆算で必要な時間の半分で伝えて、ちょうどいいかもしれません。

日本人からのお客様をイタリアでアテンドしている友人から聞いた話ですが、
イタリア人が言った納期はそのままは伝えると間に合わないので、
やはり倍くらい余裕を見た納期をお客様に伝えるそうです。
ただ、たまに中途半端に通訳を通さずに英語で直接納期をお客様に伝えられると
余裕期間という嘘が付けなくなるので困るとは聞いたことがあります。

若干、話は逸れますが
交通手段を見ればわかるように日本は世界一、時間には正確だと言っても過言ではないでしょう。
日本に来たことのある外国人は皆ミラクルだと言っています。

海外で時間のルーズさを経験したことがある方なら、
日本での多少の遅延は大したことじゃないと思えるはずです。
たまに駅員さんなどに電車が遅れたんだから、タクシー代を払えとか言ってる人がいますが
そういった方は一度海外へ行かれた方がいいかもしれません。

自分側は納期を守り、相手サイドには余裕を持たせるくらいであれば丁度いいのかと思います。
計画にはゆとりを持って、納期は守っていきましょう。

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ストーリー

  • Day:2016.03.10 09:29
  • Cat:雑談
最近、ものを売るにはストーリー性が重要だと言われています。

以前は、良いものを作れば売れるという時代でしたが
これだけものが溢れていると売るためには何かしらプラスアルファが必要になってきます。
したがって、物語という付加価値を加え
そこに共感して購入して頂くという流れになってきています。
これについては私自身も、もの作りの背景などをお客様に知って頂くのは重要だと思っていますので
うまく伝えられるよう心掛けています。
まだまだですが・・・。

一般的に私も含め作り手は口下手な人が多いため、
良いものは見て触わってもらえばわかる、もしくはわかって欲しいと思いがちなところはあります。
最近、ネットの普及に伴って良くも悪くも簡単に情報発信できてしまうので
商品の品質よりも、この情報発信の上手さが売れるか否かに大きく関わってきています。
なので、商品が良かろうが悪かろうが、知られていないのは存在しないのと一緒だとも言われています。
まずは認知してもらうため、やはり自分たちの言葉で伝えていかないといけないのかなと思います。

ただし、「良いものが売れるのではなく、売れるものが良いもの」という今の風潮には
若干、行き過ぎているケースが目立つと思います。
中身がないのにストーリーだけ立派で小説ばりのフィクションが多すぎると感じます。

やはり、ストーリーが大事だとは言え、商品の魅力を補足するためのものであって
フィクションをノンフィクションで販売するのはどうかと思うところはあります。

イタリアではどうなのかといえば、イタリア人はお喋り(chiacchierone)なので
説明や自己アピールも上手く彼らは全員、優れたストーリーテラーです。
仕事の8割はお喋りしてるくらいなので話すのは滅法うまいです。

日本のもの作りの世界では口を動かさず、手を動かせと言われてますが
イタリア人は手は動かさず、口は動かすという文化と私は勝手に思っていますが
(そうじゃないという方には申し訳ないです)
それがプレゼン力の源になっている気はします。

このお喋り文化は仕事の効率としては良くありませんが、
販売の側面から見るとイタリアの職人さん達は口が達者な人が多いので
商品の品質は抜きして、話していると妙に納得させられてしまい買ってしまう時があります。
これもフィクションかノンフィクションかは謎ですが・・・。

やはり、商品とストーリー共にレベルアップを目指していきたいですね。

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磨き

  • Day:2016.03.03 13:21
  • Cat:雑談
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「磨き」、革製品を作っている多くの職人さんが日々研究。
そして、それぞれ持論・独自の方法を持っているかと思います。

切り目という革の断面をしっかりと磨き上げると
とても時間が掛かりますが、その分美しい仕上がりの商品になります。

磨きとは革の断面処理の一つですが、
まず、その処理方法には大きく分けて2種類あります。

ヘリ返し-革の端っこを折り返して処理すること
切り目-革の端っこを切ったまま処理すること

磨きとは革の切断面を磨いて綺麗に仕上げることです。
その切り目の処理方法の中でも、他に顔料塗装の仕上げとそのまま何もしない方法があります。

それでは「磨き」と書きましたが
コバ(革の端)の処理の方法を見ていきましょう。

*ヘリ返し
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革の端を薄くして折り返して仕上げることです。
上品で柔らかい雰囲気になるかと思います。
女性物の商品で多く見られます。


*切り目…何もしない方法
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切ったままです。
一番カジュアルで素朴さを感じるかと思います。
暖かみのあるホッコリしたものに適しています。


*切り目…顔料塗装
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切断面に顔料を塗っていきます。
ヘリ返しや何もしない切り目より、シャープで強いイメージになるかと思います。
ヨーロッパのスーパーブランドはこの仕上げ方法が多いです。
ただし、顔料なので使っていると割れて剥がれてくるリスクがあります。


*切り目…磨き
染料なし
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染料あり
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これは日本で多く見られる技術です。
切断面にヤスリをかけて平らにして、
そこに色を入れる場合は染料を入れてから、専用のノリで磨きます。
ヤスリとノリで磨くことを繰り返すことによって凸凹のない綺麗な仕上げになります。
また、顔料とは違い剥がれる心配はありません。

コバ処理の方法ですが、
作り手や相当詳しい方でない限り、ある程度の仕上げラインを超えると違いはそれほど分からないと思います。
また、別にそこまでは求めてないという方も多くいます。
反対に時間の掛かる磨きより顔料塗装の方が綺麗で良いという方も多くいます。
よって、商品をどのようなイメージで仕上げるのか、
それを購入すると思われるターゲットは何を望むかを考えて使い分けるのが重要かと思います。

前に書いた縫製(手縫いとミシン縫い)と同様、
行き過ぎるとただの独りよがりになってしまうので
作り手には主観的な目と客観的な目が必要だと思います。
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